スキルはあるのになぜ?クラウドソーシングで選ばれる自己紹介ページのポイント

みなさん、クラウドソーシングでプロフィールを書くときって、結構悩みますよね。
私もクラウドソーシングで仕事を探していた時期は「どこまで書けばいいのかな?」とか「写真はどうしよう…」って迷っていました。

スキルはあるのになぜか選ばれない。。
絶対この人より自分の方がクオリティも高いし良いものを提供できるのに!
と悔しい思いをしてきました。

そんな私も今ではチームで動くことが増え、ディレクターとして応募してきた人をリサーチすることが多くなりました。
自己紹介ページってほんの少しの工夫で目にとまる人スルーされる人に分かれるんですよね。

あの時、自分もこうしていればもうちょっと楽だったのかなと思うポイントを、
私とチームメンバーの独断と偏見を交えて整理してみます。

もくじ

自己紹介ページで気をつけること

やってはいけないこと

アイコンがAI生成の自画像

これ、やってる方多いです。
でも歴の長いWeb制作業者の目は肥えているので、一発で「AI画像だな」と分かります。
安っぽく見えるし、プロ意識が低い印象になりがち。
応募が多い案件だと、最初に外していく基準にもなってしまいます。

ご自身の写真を使うのが一番安心ですが、セキュリティ面などでなかなか勇気が出ない方も多いですよね。
そんな場合は、アイコンが並んだときに目に留まる背景色を使うなど、ちょっとした工夫で印象を変えることもできます。ここも少しリサーチして、自分らしい見せ方を考えるといいですよ。

自己紹介文がテンプレ

常識のある人は驚かれるかもしれませんが、自己紹介文がテンプレートの方も意外と多いです。
でも、発注者は何十人もの応募者を見ています。
テンプレ感がバレた瞬間、プイっとされます。

入れておきたいこと

差別化ポイント

実務件数と年数

この業界では、スクールで学んだだけの人も増えていて、クラウドソーシングで仕事を探す人の経験値は本当にピンキリです。
そんな中で、発注者が判断しやすくなるのが「実務年数」「実務件数」です。

契約上の理由で実績の詳細を公開できないこともありますが、件数だけは載せても問題ありません。
数字で示すことで、経験値やスキル感が一目で伝わります。
ただ、実務件数が少ない人は敢えて書かないケースも多いでしょうね。

例えば、
■実務件数6件で年数2年
■実務件数30件以上で年数2年

同じ年数でも、経験している件数が違うとスキルレベルの印象はまったく変わりますよね。
こうした情報を明確に載せるだけで、発注者が判断しやすくなるし、スキルのある人は他の応募者との差別化にもつながります。

異業種の経歴

意外と多いのが、Web業界に入ってからの経歴しか書かない人です。
でも正直、そのキャリアがめちゃくちゃ華やかじゃない限り、発注者の興味はあまり引けません。

そこでおすすめなのが、異業種での経験も自己紹介に書くことです。
例えば前職での仕事で培ったスキルや考え方を簡単に触れるだけでも、人としての深みや多面的な魅力が伝わります。
そうすると、「あ、この人ちょっと面白そうだな」と思ってもらえることもあるんですよね。

一般的な情報もしっかり載せておきましょう

発注者は、あなたが「サファリで猛獣の世話をしてました」とか「南極調査隊でした」とか、よっぽど特別な経歴じゃない限り、わざわざ質問してくることはほとんどありません。

だから、一般的な掲載情報もしっかり載せることが大事です。
ここでいう一般的な情報とは、例えば:

  • 使用できるツールやソフトのスキル
  • コーディング言語やCMSの使用経験
  • Web制作に関する基本的な実績

といった、Web制作に関係する情報のことですね。

こうするだけで、発注者がわざわざ質問してくる手間も減るし、「この人は必要な情報をちゃんと出してくれているな」と信頼感も生まれます。

番外編:クラウドソーシング内で気をつけたいこと

プロフィール以外にも、やり取りのフローで印象が大きく変わることがあります。
ここでは、特に気をつけたいポイントをまとめてみました。

質問に対しては必ず明確に回答する

前のめりで返信するのは良いですが、質問に対する回答が抜けていると、「コミュニケーションが取れない人」と思われてしまいます。
また、曖昧な返答は信用を下げる原因になるので、なるべく具体的に答えることが大事です。

暇人と思われてもいい!レスは早く。

レスポンスは早い方が絶対に安心感があります
発注者にとって「この人、大丈夫かな…?」と不安になるより、「すぐ返信くれるな、この人!」と思ってもらう方がずっと印象が良いですよね。

文章は簡潔に、でも丁寧に

これはクラウドソーシングに限った話ではないですが、
長文すぎると読みづらく、短文すぎるとそっけなく見えることがあります。
結論を先に書き、必要に応じて補足を付けると読みやすく、印象も良くなります。

【まとめ】自己紹介ページは信頼の第一歩

自己紹介ページは、単なるプロフィールではなくて「自分をどう見せるかの大事な場」だと思っています。

私自身も、ちょっとした工夫で候補に残ることが増えた経験があります。
あなたも少し手を加えるだけで、印象がガラッと変わるかもしれませんよ。

少しでもこの情報が、これからクラウドソーシングで活動する方の役に立つことを願っています。

kim designの中の人

制作会社で7年間勤務した後、出産を機にフリーランスとして独立。2023年から本格的に活動を再開。
Webデザインからコーディングまで制作全般を経験してきた強みを生かし、現在は同業の方の内部ディレクターとして、ディレクションやフロントエンドのサポートを行っています。
これまでに携わった案件は1,600件以上。
サイトの修正や改修にも対応しております。

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